12月24日 Heiligeabend

Heiligeabend/聖夜。

 

 

 

お昼前に街に出ました。

ちょっぴり練習しようと思ったけど、やっぱり音大の校舎は閉まっていて。

何とも素晴らしい天気。お日様が出て、空気が澄んで、ほんのり温かく心地よい。

空いている店は限られていて、クリスマス市も閉じた通りは静けさを漂わせて。

それでも道行く人は結構多く、夫婦・家族連れが目立ち、ウキウキした様子に溢れていた。静けさも、そして今日という日を迎えた浮き浮き感も、まるで、日本の元旦のよう。店に入ると、午後~クリスマス休暇に備えての買い物でかなり賑わっていた。あちこちで「クリスマスおめでとう!"Frohes Fest!"」の声が飛び交っている。

 

丁度道を曲がる手前で劇場関係の人に会った。ご家族らしい人達と一緒だった。この方とは、顔も、お互い知っているけれど、「ハロー」くらいしか言わないまま、ここの劇場での私の仕事は7月で終わって、それからはたまにチラリと会うことがあっても、挨拶するチャンスは無いままだった。すれ違いざま、笑顔で「Frohe Weihnachten! クリスマスおめでとう!」と声を掛けると、相手も笑顔になり、握手の手を差し出してきた。よい時間を過ごしてください、と言い合って別れた。それだけだったけど、胸がすーっとした気がした・笑。

 

夕方16時からは、家を出てすぐの会場で、そこの老人ホームの人達の為のクリスマス会で少しピアノ伴奏を受け持った。会場の後ろの方には大きなクリスマス・ツリーが飾られて厳かな雰囲気。牧師さんからの言葉、責任者のMさんの司会によって会は進められていった。5~6人の吹奏楽器アンサンブルが、演奏を披露し、私と交替でクリスマスの讃美歌等を伴奏。責任者のMさんは劇場の専属歌手でもあり、彼も讃美歌を3曲、縦笛と共に歌い、更にクリスマスの物語の朗読も。縦笛を演奏したのは90歳の女性Kさん。とてもキリリとしてて、とても90歳とは思えない。昔、縦笛を専門に仕事をされていたとか。ソロのテレマン組曲が特に良かった。リズムがはっきりしてて、伴奏する側も楽ちんでした。あと、私が伴奏しなくてよい時は皆さんと一緒に歌わせていただきました。なかなか、しっとりとした雰囲気で・・・もう何十年と、毎年繰り返し催されているのだそう。お年寄りの方が教会に出向かなくても良い。きっと、日本のお正月と似て、大事な区切りであるし、素晴らしい事だと思う。・・・そんな場に参加させていただいて有難かった。

 

その後、今度は劇場のオペラ合唱専属のMさんご夫妻(日本人)宅に夕食にお呼ばれされていた。19時前に到着。今までに何回かお邪魔させて頂いた事があるけれど、家具や置物や食器や、何かまるで日本にいるような気分になる、ホッとするお宅。奥さんの手料理をご馳走に。美味しかった~♡!!そして、おしゃべりが止まらない、止まらない。色々な話をし、たくさんたくさん笑いました。ノンストップでしゃべり続け、全く時間を忘れ、気が付いたら何と夜中の1時だったのにはビックリ!!・・・もちろん、その後すぐに失礼したけれど・苦笑。・・・とっても面白かったです。本当にありがとうございます(*^_^*)!!

 

 

Write a comment

Comments: 0