Gesangsstunde, Onegin 歌のレッスン、オ二ェーギン鑑賞

あと3日で聖夜。街のクリスマス市もますます賑わって、盛り上がりを見せているようです。・・・それにしても、こんなに時間の感覚が無いのは初めてかも知れません。もうすぐ今年が終わるなんて、全然実感が湧かない・・・。

 

今日は久々にグドゥルン先生のところへ歌のレッスンに行ってきました。そして、初めて(!)ピアノの伴奏の人にも来てもらいました!お友達のEちゃん。昨日も合わせをお願いしました。

 

折角、伴奏にまで来てもらったのに、何だかやたら緊張したのか何なのか、思うように解放して歌えませんでした(ため息)。12月始めにコレペティのオーディションがあった後、歌はしばらく調子悪だったのを、やっと何とか立て直したばかりだった、というのはあるけれど。・・・まあ、それにしては、何曲も歌えたのだから、全くダメだったわけではない。先生も伴奏のEちゃんも、とても良く歌えている、と言ってくれたけれど、調子が良い時とはまるで感覚違って、楽に歌えなかったから、やっぱり残念。でも、これも大事なトレーニングだし、歌を専門にしている皆さん、通る道なのかなあ。・・・後で録音を聴くと、確かに声はちゃんと出ている。でも、リラックスできてないのは自分で良く聞こえました。・・・コンディションを保つのは私にとって本当に大きな課題の一つ。堂々と歌っている歌手の皆さん、本当、尊敬します。

 

その後、夜は、やっとの事で劇場の「オ二ェ-ギン(チャイコフスキー)」公演を観に行くことができました。ずっと気になっていたんだけれど、色々と用事が重なって、先送りになってました。今日は劇場本館ではなく、ewerkという、離れにある別棟にて。

 

随分久しぶりに、たくさん元同僚たちが演奏し、演技し、歌うのを目の当たりにして、とても懐かしいような、不思議なような、嬉しいような、淋しいような・・・気持ちが入り混じりました。たった今、自分が歌のレッスンを受けてきた後では、歌の皆が歌って演じている事自体、感動ものでした・笑。私はもっともっと舞台やコンサートにまた足を運ばなければ、と思いました。「歌う」という行為が単独なのではなく、言葉やセリフが演技の一部として、音に乗って表現されているんだなあ、と、当たり前だけれど、大事なことに気付かされました!

 

とっても面白い演出で、楽しめました。ロシア語だけど、時々ドイツ語も聞こえてくる(そうすると、意味が突然分かる・笑)。その事は前もって聞いていたから、不自然なのかなあ、と思っていたんだけど、いざ聞いてみたら、そうでもなかった。むしろ、ドイツにいるから自然に感じたくらい。お蔭で、後ろの方にぼんやり見える字幕が読めなくても困らなかった。

お友達のSちゃんのオルガ、とってもカワいい!!天真爛漫のキャラクターが演技とは思えないくらい素晴らしかった。エリちゃん演ずるタチアナも、シリアスで、しかも情熱を秘めていて、魅力いっぱい!

・・・1幕が終わって休憩時間、客席を出てロビーでおしゃべりしていると、そのうちダンス(ワルツ)が始まりました。お友達のイェンス君が歌ったり、スピーチしたり、大活躍していました!・・・そして、気が付いたらそのまま2幕が始まってた!!・・・場面は緊迫していき、とうとうレンスキーとオニェーギンの決闘のシーンまで!・・・決闘のシーンは私達観客共ども外へ。寒いから、コートか毛布を忘れずに、の親切なアドヴァイスあり。・・・ピストルの弾に当たって即死のレンスキー(ヨルン君演技)が冷たい芝生にしばらく倒れたままだったから、(風邪気味だと言うし)、ちょっとかなり気の毒だった。・・・その後、また最初の客席に戻り、パーティーの場面へ。華やか!

・・・時が過ぎ、今になってタチアナへの思いに気づいたオニェーギンが必死で彼女に愛を訴えかける。彼女はオニェーギンへの自分の気持ちを認めながらも、自分の夫の元へと去っていくのでした。。最後はチャイコフスキー、またはロシアらしく(?)、ものすごく暗いわ(!)と感じました。

 

ざっとしか書けませんでしたが、見応えたっぷりで、集中して鑑賞しました。コレペティのカッセルさんがオケをものすごく小さな編成に書き直した、まるで室内楽のような雰囲気もなかなか良かった!演奏する皆も舞台の一部になってました。アコーディオンがなかなかいい味を出してました。

 

・・・という、なかなか盛りだくさんの一日でした。

 

懐かしい皆に再会できて、やっぱりとても嬉しかったし、終わったロビーで新しい仲間とも知り合えて良かった!(しばらく前のバイロイトで「エリヤ」のソロ・アンサンブル」で歌っていたお二人と再会!そのうちの1人、ビルガ-君がオニェーギンを演じていた!白熱の演技、素晴らしい声でした・・・!)

歌も頑張るぞ。・・・もっともっと楽しんで歌えるように^^。

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