Osterfest ist gleich da...復活祭を目前に控えて。守衛さんと。

Die Leute im Theater sahen so glücklich aus...-Morgen beginnt die Osterfeiertage, deswegen...

明日(29日)の朝は仕事が無い!しかも、月曜日まで休み・・・!!

 

明日から数日間「休日」という事で、劇場の中はハッキリいつもと違う空気が流れていました。朝の稽古が終わった時も、「よい復活祭を!」"Schöne Ostern!!"と皆で声を掛け合っていました。楽譜の事で劇場内の図書館を訪ねた際、係のお兄さんに「休日はヴァイマールから出るの?」と聞くと、途端に顔がニンマリして「うん。その為にわざわざ扉にも張り紙したんだよ。」ともう嬉しくて仕方ない様子。お兄さん、ちょっとかわいい・笑。  

 

更に面白かったのが、守衛さんとの会話でした。

今日は、いつも無口で怒ったような顔をしている女性(おばちゃん・・・)の守衛さんが、やけに親切で、人懐っこく話しかけてきて、びっくりしました。はじめは、練習室の鍵を借りに行ったんだけど、その時点でもうニコニコしていて、冗談が出てくるくらい。練習を一通り終えて少し休憩した後、再び、休日中の練習室の件を尋ねに行くと、気が付けば、話が脱線し、おばちゃんの身の上話まで聞いていました。何でも、久しぶりに孫に会いに行くため休暇を取ったんだとか。音楽が大好きなお孫さんの話とか、昔は何世代もの家族が一緒に住んでいた、あの時代は良かった、とか、自分の持病の話とか、あとになって知り合った今のパートナーの方との経緯、いかに自分がその人と幸せか、などなど、話題は尽きる事ありませんでした。今まで、ちょっと怖い人だと思っていたのは、大きな間違いでした。人を顔で決めちゃいけないと本当に反省・・・。そんな会話の後、ちゃんとお名前を覚えたいと思い、尋ねると、ニッと微笑んで「ブリギッテよ。」と教えてくれました。

 

その後、2時間弱くらいまた練習し、部屋の鍵を返しに行くと、その間に守衛さんは交替していて、今度はよく夜勤でいらっしゃる、身体のとても大きな、穏やかな雰囲気のおじさんでした。もうすっかり顔見知りで、「今日の仕事は終わりかい」と聞かれたので、「ええ、今日はもうおしまい。」と答えると、「日本でも復活祭は祝うの?」と、おじさん。いいえ、復活祭は祝わないけれど、季節ごとに色んな行事があるし、とくに春は桜がたくさん咲いて、その木の下でもピクニックしたりするんですよ、と説明した。「ここにいても、日本の人と一緒にお祝いしたりするでしょう?」「ええ、お正月とかもね。」「そうでしょう、大事だよね。」・・・それで、おじさんに、この休日にはどこかに行くの、と尋ねると、息子が働いてるスイスに会いに行くんだ、とそれはもう嬉しそう・・・。それから、スイスの話や、旅行の話や、地図の話・・・長いこと話していました。

 

ここの劇場に来て、こんなに長いこと守衛さんとおしゃべりしたのは初めてで、楽しかったです。

Write a comment

Comments: 0