1週間の休み明け。

2013年2月25日(月)、劇場の1週間の冬休みは無慈悲にもあっと言う間に終わり、

月曜には早速新しい演目のTraumspiel(夢物語、夢遊び・・・?)の稽古が始まった。

Traumspielの第一日目、そして二日目の稽古で、4人のコレペティがそれぞれ腕試しとでも言う感じで指揮のもと弾いた。ソロの人達、今回は現代ものの為早くから準備を始めたのもあり、素晴らしい、皆かなりしっかり歌えている。学生でありながら時々手伝いに来るセバスティアン君が実に良く楽譜を勉強してきていて、感心してしまった。弾く様子に余裕さえ見られた。彼はもしかしたらこういう現代ものが得意なのかも。良くそこまでという位、書いてある音を弾けるだけ全部弾いていた。休みの間にしっかり練習したんだろうなあ。二人のベテラン・コレペティも、それぞれ興味深い演奏だった。○さんは正直、多分そこまで練習してない感じはした。練習しなくても彼はかなり弾けてしまう人だと思う。この人のすごいのは、必ずしも正しい音符を弾いていないにもかかわらず、ものすごく効果たっぷりに弾くところだと思う。なんか、オケっぽい。間違えて誤魔かす時もさすがベテラン。・・・○○さんはソロの人達の為に何回もコレペティしていたから、さぞ完璧な演奏だろうと思ったら、それもそうでもなかった。結構音を外したり、全部弾いてなかったりはするんだけど、この人の演奏を聴いていて特に印象に残ったのは、間違える時は思い切り間違えて、それが不思議と間違って聞こえない!!多分、間違えても、自分なりに音楽を感じているからなのではないか、と勝手に分析してみた・・・。私は・・・と言えば、はっきり言って、色んな事に気を取られていたせいで練習不足で必死で弾いたという感じでした。ああ~、何とかペースを上げて間に合わせないと。

 

昨日は友達に歌のアドバイス(レッスン)をしてもらった。久々にその友達に会えたのも嬉しくて、その後一緒にピザを食べに行き、色々話もした。

 

今日は・・・昨日寝る前と今日起きてから必死でCDを聴いて勉強したリゴレットの稽古(演出)でした。指揮のフェリックス君が最初から来ると思ったら、あれ、居なくて・・・ああ、テンポとか確認しといて良かった・・・。いない人のパートもなんとか歌った・・・。結構真剣勝負だった傍ら、今日のメンバーがなんだかホンワカしてるのにすごく救われて、楽しんでできた。(フェリックス君は私の時間が終わる頃に交替という形で来た。いつ何があってもいいように準備しておかないとなあ、と反省。)

 

実は、Traumspielの舞台で実は私も小さな役を引き受けなければならないことに。というのは、その役が舞台でピアノを弾くシーンがあるから。それで今日初めてマスケ(劇場で化粧やカツラなどを担当する部)を訪れ、舞台で被るカツラの為に頭の型を取ってもらった。髪の毛を全部ピンなのでひっ詰めて、被り物をし、その上から白い粘土か石膏??のようなもので型をとる、というもの。最後、念のため作業中目をつぶっていてね、と言われて、一瞬眠り込んでしまった私。

その後、久々にヴァイマールを訪れた学生時代よくリートで組んでいたビヨルン君と会い、お茶のあとちょっと合わせもした。

あとは自分の練習・・・そんな一日でした。

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