コーラス週末稽古。来週末はゲネ・プロと本番。

オケ・ピアノ(第2)用の(右の緑の)楽譜ももらった。これしかないオリジナルだから大切に扱ってね、と言われたけれど、開いてみたらもうすでにボロボロ。セロテープで補修してもいいかなあ・・・。
オケ・ピアノ(第2)用の(右の緑の)楽譜ももらった。これしかないオリジナルだから大切に扱ってね、と言われたけれど、開いてみたらもうすでにボロボロ。セロテープで補修してもいいかなあ・・・。

2013222()の昨日は再びバイロイトでのコーラスの稽古だった。普段は木曜日の夜だが、本番前に限り土曜日の午後も稽古がある。


正直言うと、木曜日の夜にバイロイトに行って(電車で片道3時間半~4時間)そのまま誰かに泊まらせてもらった方が楽だった。でも今回はそういう話も出ず(言い出す勇気も無く)一晩の為にヴァイマールに帰ってきた。でも、今思えば、それでも意味があったと思える帰宅だった。

 

・・・実を言うと、1月31日の稽古で合唱団の常任指揮者さんの指揮で初めて伴奏をした時、ピアノに向かいながら何か所もおぼつかない箇所があるのに自分で気付いてしまった。まず、テンポも思っていたのとかなり違っていた。カルミナ・ブラーナを昨年ブレーマーハーフェン劇場での公演でオケの第二ピアノを担当してからまだ1年も経ってなかった。あの劇場では何度もカルミナの公演があり(それこそ少なくとも10回はあったか)、すっかり耳に馴染んでいる気になっていた。もちろん、稽古に備えて練習はしていたけれど、その仕方が甘かった、と気付いた。自分の記憶と感覚をどこかで頼りにして出来る気になっていた。ところが今回の指揮者とでは、最初の"O fortuna...!"の後の3/2"semper crecis..."からしてテンポは自分が思っていたのと全然違っていたし、例えば楽譜に書いてある、繰り返すごとにテンポが速くなる指示、などもちゃんと頭に入ってなかった。拍子が変わって弾きにくいところも、頭の中ではちゃんと響いていたので(!)弾ける気になっていた。・・・そんな事があり、もう一度、自分で指揮をしてみたり、メトロノームでテンポを確認してみたりしながら、楽譜を通して眺めた。結果、今回は全く違った感覚で弾くことができた。少しばかり違ったテンポのイメージを持っていた箇所も、頭が整理されているので、すぐ対処することができた。何より、オケの音をイメージし、指揮者の求める音楽作りに集中し、ようやく楽しんで弾くことができた。一回目の稽古の際余裕をもって弾けなかった事を今でもとっても反省しているけれど、これからは今回の経験を生かして、より慎重に楽譜を読む習慣をつけよう、と自分に言い聞かせています・・・。

 

そういえば金曜日に帰宅した際、カルミナ・ブラーナのテキストはどんな内容だったかな、と思って、インターネットで見つけた日本語対訳を読んでみた。・・・聞いてはいたけれど、読んでいてちょっと恥ずかしくなるような内容もたくさん出てくる、やっぱり。何て言うか、野蛮だったり、官能的だったり・・・。この土曜日の稽古の後、パウラさん含め、彼女の旦那さんのヴィリーさん、お友達のイロナさんとイタリアンへピッツァを食べに行きましたが、その際もその話が出て、カルミナで一緒に歌う子ども達には何を歌ってるか教えられないねえ、と言って、皆で笑いました。

 

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