2013年1月22日~26日分

2013年1月22日(火)
朝、雪道をザクザク踏みしめて仕事へ。ベルリオーズの演技稽古で弾く。


でも10時から13時過ぎまでの間に弾いたの はちょろちょろっと、決まった12小節だけ。そして休憩時間の後に45分くらいピアノに向かって1音も弾かず待った挙句、「今日はやっぱりもういいです」と解放されました。…さすがに、待っている間に既に内職などしていたけど、いつ声を掛けられてもいいように一応常に気を付けていたので待ち疲れたよ(-_-)。・・・そして、夜は21時からファルスタッフの稽古で弾く事になっていたけど、夕方の電話でやっぱり行かなくて良い事になった。ちょっと拍子抜け。

 

 

…自宅から劇場まで歩いてせいぜい20分から25分だけど、雪道を歩くのって、やっぱりしんどい。しっかり厚着。

そんな仕事内容の今日だったけど、夜、電話が。
去年から友達(声楽)のある生徒さんの受験の準備を一緒に手伝っていたのだけれど、その子から、喜びに溢れた声で「受かりました!」のニュース。本当に良かった!

今日は兄の誕生日。稽古で待ちぼうけを食らっている間に「*祝*メッセージ」を送りました。
2013年1月23日(水)
盛りだくさんな日だった。

*リゴレットのマッダレーナ 音楽稽古
*ベアトリスとベネディクト/から騒ぎ(ベルリオーズ)音楽稽古
*同じくベルリオーズ: 演出稽古
*友人に歌のレッスン受ける
*ファルスタッフのピアノ通し稽古 

準備が行き届いていなかった等、反省点もある一方で、
忙しいのも実は結構好きかも。


2013年1月24日(木)
一昨日、22日に、ようやっと昨年亡くなった祖母の「戒名」- 叔母さまが日本から送って下さったもの‐を壁に掛ける事ができた。厚紙を当てがってからと思っていて、先に延ばし延ばしになって、ずっと気になっていました。壁に掛けて時々拝ませてもらうね、お祖母ちゃん。
・・・その晩、0時を過ぎてから、日本の母と久しぶりに国際電話で話した。色々話していくうち、その話になると、母が言った。今日はお祖母ちゃんの月命日よ。言われてみて、ちょっとびっくり。ちょっとした偶然。そして、今度の3月23日で一周忌。

 

・・・そして1月24日(木)の今日は:
午前~昼 ベルリオーズ 演出稽古

昼過ぎ、稽古を終えた後、同僚3人で、美味しいと噂のケーキ屋さんへ。
カトリック教会の真ん前。思い切り近くて何度も通り過ぎていたにも関わらず、今まで一度も入ったことが無かった!ケーキも、お店も、「手作り」の温かみのある素敵なお店!ケーキの種類も豊富!お味も抜群♡ 3人で、特に稽古の話など。

その後、そこから歩いて7~8分、友人宅へ。友人の歌の生徒の受験準備のお手伝い。23歳と19歳の二人。若~い。

夕方~ ベルリオーズ 演出稽古
... 
稽古の終えたあと、初めて友達(ヴァイオリン)の伴奏を試みた。ほんの2ページくらい、初見で(モーツァルトだから大丈夫)。いつも冗談ばかり言い合っている間柄で何だか照れ臭かった。1回さらっと通しただけだけど、お互いに結構いい感じだったみたい。
一緒に食堂で軽く食べ、おしゃべりして帰路へ。

2013年1月25日(金)
今日になって気温が少し下がったような感じ。天気予報を見たら、マイナス13度くらいまで下がったとあった。

社員食堂でDさんと会ったので、今後の予定・企画などについて短く話す。DさんはStudienleiterといって、コレペティと、劇場内のリハーサル等のスケジュールを練る仕事をしている方。

 

Traumspiel (夢遊び?)という比較的現代もののオペラとリゴレットの一部をさっと稽古。

午後16時、第二楽長(2.Kapellmeister)の後任を選ぶ為のオーディションがあり、どんな風に進むか興味があり、時間も取れたので覗きにいった。劇場から歩いて10分くらいの場所にあるオケの稽古場にて。
‐3人の参加者がそれぞれ、「魔笛」からの有名なレチタティーヴォ、ファルスタッフからクイックリーとファルスタッフのやり取りのシーン、ブラームス交響曲1番の4楽章を振った。批評はここでは置いておいて、音楽監督と第一楽長が高らかに歌って、皆感激。声、きれい、抑揚・言葉ハッキリ。それに、楽しそう・・・。
(「魔笛」:弁者とタミーノ、「ファルスタッフ」:ファルスタッフ)
「ファルスタッフ」のクイックリーは日本人で仲良くしているメッツォのSちゃんが歌った。Sちゃんの美しい低音の響きに惚れ惚れ。

3曲×3人分聴いた後、劇場に戻り社員食堂で一服。そして練習して帰路へ。
昨日1月26日(土)分の記録。
朝~昼にかけて、ベルリオーズ。演技指導の稽古で弾く。
2月16日のプレミエに向けて稽古している。もうプレミエまで3週間を切ったけれど、演技の進み具合はどうなんだろう、とちょっと気になっている。

 

『ベアトリスとベネディクト』(Béatrice et Bénédict )は、エクトル・ベルリオーズが作曲した2幕からなるオペラ。1860年から1862年にかけて作曲され、ベルリオーズが最後に完成した大作となった(この作品の後に書かれたのは2、3の声楽曲のみである)。「シェイクスピア風のオペラ」(Opéra imité de Shakespeare )と銘打っており、シェイクスピアの戯曲『空騒ぎ』を原作としてベルリオーズ自身が......フランス語のリブレットを書いた。(ウィキペディアより)

1862年8月バーデンバーデンの新劇場にて初演(フランス語)、ベルリオーズの指揮による。
1863年4月にはヴァイマール劇場での初演。ベルリオーズ指揮、ドイツ語版。
声楽受験生2人のレッスン。

夜は劇場で"Opernball"(オペラ舞踏会+様々な催し物)があった。
…私は今回は演奏する側ではなく、「ファルスタッフ(ハイライト)」公演の後のプログラムである
ミニ・演奏会を特に聴きたいと思い、足を運ぶことに。というのは、友人のSちゃんも歌うから。

ほんの少し聴いたら帰るつもりでロビーに出たら、皆さん、華やかで・・・。香水の匂いが溢れて、ドレスは色とりどり。全く場違いにも私は普段着で来てしまった。時、既に遅し(涙)。開き直って、写真を頼まれたり、演奏に聴き惚れたりしていました。

演奏を終えドレスから着替えたSちゃんや仲間達と社員食堂で一服した後、再び華やかな舞台を観に。でも、とうとう我慢できなくて、Sちゃんのワンピースとヒール靴をお借りしました!Sちゃんはもう一度さっき演奏していた時のドレスに着替えてくれて。ありがとう~<m(__)m> 気分がずっと楽になった。。。
舞台上でオーケストラの演奏でワルツを踊る人達を眺め、再びロビーでの同僚の歌唱プログラム、と続いて・・・、「ちょっとだけ」のつもりが、結局23時半まで堪能してしまいました(いつものこと?(^^ゞ )

Write a comment

Comments: 0